悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

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ジャンプや走るといった動作で膝に強い痛みが生じる
階段の上り下りや正座など、日常的な動作でも痛みを感じる
回復に時間を要することが多く、成長期が終わるまで症状が続く
膝下の骨が突出することで見た目が気になり、コンプレックスを感じる
施術を進めるうえでは運動を制限する必要があり、試合や練習に参加できなくなることがストレスにつながる

オスグッドについて知っておくべきこと

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オスグッド病は、成長期の子どもや若年層によく見られる、膝に痛みを伴う障害です。
特にスポーツをしている方に多く発生し、太ももの前側にある大腿四頭筋が膝下の脛骨結節に強い引っ張りを加えることで、炎症や痛みが生じます。

この症状について知っておくべきポイントは、以下の通りです。

原因とリスク
 成長期には骨が急激に伸びるため、筋肉や腱とのバランスが崩れ、膝への負担が増えることが主な原因とされています。
 特にジャンプやランニングが多いスポーツでは、発症リスクが高まります。

症状
 膝下の腫れや痛み、骨の突出が見られることが一般的です。
 痛みは、運動中や運動直後に強くなる傾向があります。

施術と予防
 基本的な施術は、運動量を調整して膝への負担を軽減することです。
 また、ストレッチや筋力トレーニング、アイシングを行うことが、症状の軽減に役立つとされています。

長期的な影響
 成長が完了すると自然に症状が落ち着くこともありますが、重症化した場合は痛みが慢性化することもあるため、早めの対応が重要です。

オスグッド病は、適切なケアを継続することで症状の軽減が期待できます。無理をせず、専門家の指導を受けながら対応することが大切です。

症状の現れ方は?

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オスグッド病の症状は、主に膝の下部にある脛骨結節(膝蓋腱が付着する部位)に痛みや腫れが生じることが特徴です。
この症状の現れ方には、以下のような特徴があります。

初期段階
 運動中や運動後に、膝下に軽い痛みを感じることが多くみられます。
 痛みは一時的で、休息をとることで軽減する場合があります。

進行段階
 運動を継続することで症状が悪化し、膝下の痛みが強くなることがあります。
 階段の上り下りやジャンプ、正座といった動作でも痛みを感じることがあります。

触診での痛み
 脛骨結節の部分を押すと、強い痛みが生じることがあります。
 この部位に腫れが見られたり、骨の突出が確認できる場合もあります。

慢性化
 症状を放置してしまうと、日常生活でも痛みを感じるようになり、腫れや骨の変形が目立つようになることがあります。

なお、症状の程度には個人差があり、早期の発見と対応が重要です。
特にスポーツを行っているお子さまは、痛みを軽視してしまう傾向がありますが、違和感を覚えた際には早めに医療機関での診察を受けることが推奨されます。

その他の原因は?

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オスグッド病は、一般的には成長期における骨や筋肉のアンバランス、また運動による過度な負荷が主な原因とされていますが、それ以外にもいくつかの要因が、症状の発症や悪化に関与していると考えられています。
以下は、その具体例です。

柔軟性の低下
 特に太ももの前側にある大腿四頭筋や、後側にあるハムストリングスの柔軟性が低下していると、膝下の脛骨結節に過剰なストレスがかかりやすくなります。

姿勢や歩行のくせ
 偏平足、O脚、X脚などにより、膝や足のアライメント(整列)が崩れることで、膝への負担が偏り、症状が出やすくなる傾向があります。

過度な運動量
 短期間で急激に運動量が増加した場合や、十分な休息を取らずにハードなトレーニングを続けた場合、膝への負荷が蓄積しやすくなります。

筋力の不均衡
 太ももの筋力に偏りがある場合や、体幹の筋力が不足している場合、運動中に膝へ不自然な力が加わりやすくなります。

遺伝的な要因
 家族の中に同様の症状を経験した方がいる場合、遺伝的な体質が関係している可能性もあります。

オスグッドを放置するとどうなる?

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“オスグッド病を放置すると、以下のような問題が生じる可能性があります。症状の悪化や日常生活への影響を防ぐためにも、適切な対応が重要です。

1. 痛みの慢性化:成長期が終わると症状が自然に治ることが多いものの、放置すると痛みが長期間続くことがあります。特に運動や階段の上り下りなどの負荷がかかる動作で痛みが強まることがあります。
2. 骨の変形:脛骨結節部分に繰り返し負荷がかかることで骨が突出し、そのまま固定化される場合があります。この骨の変形は見た目の問題だけでなく、場合によっては動作時の痛みや違和感を引き起こします。
3. 運動能力の低下:痛みが続くことで運動が制限され、筋力や柔軟性が低下します。その結果、運動パフォーマンスが落ちるだけでなく、膝周りの他の障害を引き起こすリスクも高まります。
4. 他の部位への負担:痛みをかばう動作を繰り返すと、反対側の膝や股関節、腰などに余計な負担がかかり、新たな痛みや障害を招く可能性があります。
適切な治療やリハビリを行うことで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指すことが大切です。痛みが続く場合は医師の診察を受けるようにしましょう。”

当院の施術方法について

整骨院で行われるオスグッド病に対する施術は、痛みの軽減や膝まわりの筋肉・腱のバランスを整えることを目的としています。
以下に、主な施術方法をご紹介いたします。

筋肉の緊張緩和
 太ももの前側にある大腿四頭筋や後側のハムストリングス、ふくらはぎの筋肉を、手技や温熱療法などを用いてほぐし、膝下への負担をやわらげます。

テーピング
 膝や脛骨結節の周辺にテーピングを施し、動作時の負担を軽減しながら、膝の位置を安定させるようサポートします。

ストレッチ
 大腿四頭筋やハムストリングスに対するストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めることで、症状の軽減が期待されます。

骨格矯正
 骨盤や膝、足首の位置を整えることで、膝への負担を分散させるための施術を行います。

アイシングや電気施術
 炎症がみられる場合には、アイシングで冷却を行ったり、電気施術により深部の炎症を抑える対応を行います。

これらの施術に加えて、日常生活での注意点やセルフケアの指導を受けることで、より早い回復が期待できます。
症状に応じた個別の対応が行われますので、専門家へのご相談が大切です。

改善していく上でのポイント

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オスグッド病の症状を軽減していくためには、適切な施術と日常生活での注意が欠かせません。
以下は、軽減に向けたポイントです。

運動の制限と休息
 痛みが強い時期には運動を控え、膝への負担を軽減することが最優先となります。
 無理をして運動を続けてしまうと、症状が悪化する可能性があります。

ストレッチの実施
 特に太ももの前側(大腿四頭筋)や後側(ハムストリングス)へのストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性が向上し、膝下への負担を軽減できます。

筋力トレーニング
 太ももの筋肉や体幹の筋力をバランスよく強化することで、膝の安定性が高まり、症状の軽減が期待されます。
 ただし、痛みがある場合には無理をせず、軽い負荷で行うことが大切です。

アイシングと温熱療法
 運動後や痛みが強いときにはアイシングを行い、炎症を抑えることが効果的とされています。
 一方、筋肉の緊張を和らげたい場合には、温熱療法の活用が効果が期待できます。

正しい姿勢と動作の習慣化
 姿勢や歩き方、運動時のフォームを見直し、膝への負担を軽減することが重要です。
 必要に応じて、専門家の指導を受けながら取り組むと安心です。

これらの取り組みを継続することで、症状の緩和と再発予防が期待できます。
適切なタイミングで整骨院でのサポートを受けることも大切です。