筋膜ストレッチ
腰痛
マッサージなど行って一時的には良くなるけどまた痛めてしまう方、デスクワークなど長時間座りっぱなしの生活をされている方
股関節痛
高齢者、重心に偏りがある人、平らなところでつまづく方
膝痛
肥満、o脚の方、ハイヒールや自分の足に合わない靴を履いている方
冷え
やせている方、運動不足の方、貧血や低血圧の方、エアコンの冷房や扇風機の風を長時間あびている方
むくみ
血流の低下、デスクワークや長時間座りっぱなしの生活、下肢の筋肉を動かさない生活、運動不足、塩分の多い食生活、睡眠不足、ストレス
筋膜とその働きとは
筋膜とは「3次元的かつ連続的に体内に広がっているコラーゲンとエラスチンを含んだ緩いもしくは密度の濃い網の目状の繊維質の軟部結合組織」のことです。
筋膜には浅筋膜・深筋膜・筋外膜・筋周膜・筋内膜の五種類あり、浅筋膜・深筋膜が全身を包んで、他の筋外膜・筋周膜・筋内膜が筋肉を覆っています。
人間の身体の形を保ったり姿勢を保つ役割があります。その為「第二の骨格」と言われています。
また身体全体の柔軟性に大きく関わり、筋肉の収縮・伸長をスムーズに行う役割があります。
身体の痛覚・触覚・温覚・冷覚などの感覚を感じとるセンサー、関節の傾きを感じとるセンサーの役割も果たしています。
なぜ筋膜ストレッチが必要なのか
筋膜には
①身体の形を保つ働き
②身体の感覚を感じとるセンサーの働き
③身体をスムーズに動かす手助けをする働き
といったものがあります。この働きを向上させるのが筋膜ストレッチです。
筋膜には可塑性といった「力を加えた時に力を取り去ってもその歪みもしくは変化がそのまま残る」といった性質があるのですが、筋膜ストレッチをすると上記①~③のような働きが向上し、それをキープすることができます。
しかし良いことだけではありません。筋膜の可塑性は逆を言えば、筋膜が固まってしまった時、柔軟性が低下し上手く動けなくなりセンサーも誤作動を起こして痛みを誘発し運動効率も落ち、その状態が続いてしまいます。
そんな状態に陥らない為にも筋膜ストレッチをしっかりすることが重要になります。
筋膜が正常でないとどんな症状が起きるのか
筋膜には感覚神経受容器といった身体の感覚を感じとるセンサーの様な働きがあり、これが正常でない状態だと誤作動を起こして痛みが起きます。そして痛みだけでなく筋肉と関節の動きにも誤作動を起こし、必要無い筋肉が動き、コリを発生させてしまう原因になります。
また筋膜は全身の形や姿勢を保つ役割を持っていて、正常でない状態だと姿勢が崩れやすくなります。肩が内側に入り猫背になったり、S字状のはずな背骨もまっすぐになって首が前に倒れたりしてしまいます。
筋膜が癒着したりシワができると動きが悪くなり、運動効率が下がります。また筋膜にはヒアルロン酸があり潤滑性を出しているのですが、これがサラサラした液体からゼラチンの様なドロドロとしたものになり筋膜のあらゆる機能を低下させてしまいます。
当院の筋膜ストレッチ(筋膜リリース)とは
下半身のストレッチが中心となります。内容としてはハムストリングス・ヒラメ筋・腓腹筋・足底筋・アキレス腱・大腿四頭筋・腸腰筋・腸頸靭帯・大殿筋・中殿筋・小殿筋・外旋六筋・半腱様筋・半膜様筋・外側広筋・内側広筋・広背筋・肋間筋にアプローチするものです。
股関節と膝関節の可動域を改善し、外傷予防、運動パフォーマンスを上げこれにより日常生活での負担を軽減します。
また腰痛も緩和され股関節痛、膝痛も緩和されます。
そして筋膜は神経や血管の外膜にもなっており、筋膜ストレッチによって血管の収縮・伸長がスムーズになり血の流れが良くなり冷えやむくみにも効果があります。
自律神経を整えることもできます。
子供からシニアまでオススメする施術となっています。
その施術をうけるとどうなるのか
筋膜ストレッチを受けて頂くと筋膜を正常な状態に近づけ、身体の痛みや辛さ、だるさの除去は勿論、姿勢維持、運動パフォーマンスの向上、日常生活での負担軽減、仕事でのパフォーマンス向上なども実現することができます。
またマッサージをしても、解消されなかった肩凝りや腰痛の負担の軽減などにも効果的です。関節可動域を広げて運動器の負担の軽減します。
血の流れが良くなり冷え性やむくみにも良い効果を出すことができます。
不眠や日中の突然の眠気の改善することができます。また乱れた自律神経を整えることができます。
このことから生活の質が向上して患者様の健康寿命を延ばすことができます。(勿論全ての症状の原因が筋膜だけと言うわけではありませんが・・・)
施術頻度は??
効果を出すために週3回以上の来院ペースが効果的です。最低でも1週間以上来院間隔を空けない事をオススメします。なぜなら治るまでの経過として個人差はありますが、放置してしまうことが1番ダメなことです。痛みがでているのに放置してしまうと、治る速さが遅くなり長い時間苦しむ事になります。ひどい場合には筋膜の痛みを感じとるセンサーが壊れてしまい、危険な状態になります。そうなる前になるべくたくさん施術を受けて体質を変化させましょう。その後は定着させるために少なくても週に1回の施術を3ヶ月行うことが理想です。そうすることで今後の痛みが出にくく、怪我のリスクも少ないお身体になります。